なんでも楽しくチャレンジ:arles1988’s blog

いくつになっても、色々なことに興味が尽きません。あれこれチャレンジする日々です。

見てしまいました「関が原」DVD 3巻セット 1981年TBS開局30周年記念

昨日DVDが届きました。

3巻セットです。

夕方から早速見てしまいました。

関ヶ原 (テレビドラマ) - Wikipedia

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豪華キャストがため息ものです。

石田光成:加藤剛

徳川家康森繁久彌

本田正信:三國連太郎

島 左近:三船敏郎

細川忠興竹脇無我

宇喜田秀家」三浦友和

加藤清正藤岡弘

福島正則丹波哲郎

島津義弘:大友柳太郎

前田利家辰巳柳太郎

豊臣秀吉宇野重吉

 

初芽:松坂慶子

北政所杉村春子

淀殿三田佳子

細川ガラシャ栗原小巻

 

昔々に見た時に、なんといっても印象的で、迫力・スケールの大きさで、

圧倒的な存在感を放っていたのは、三船敏郎でした。

さすが、世界のミフネですね。

たった一人、歴史や音楽の話ができる男の子がクラスにいて、

島左近がすごいかっこよかった!」なんていう話をしたことを

思い出しました。

 

原作では、たしか、島左近の視点で展開していったような記憶があります。

文庫本はクローゼットの奥の方にしまってある筈ですが、

うーん、見つからない・・・

何度かの引越しでも手放すことはありませんでした。

中学生の頃か、高校生になったばかりの頃に読んだので、

それから数十年!!!

うーん、まさに「歴史」

 

   

 

前回も書きましたが、

(前回の記事はこちら↓)

買ってしまいました「関が原」DVD 3巻セット 1981年TBS開局30周年記念 

このドラマのオリジナルな味は、石田三成の描き方です。

どちらかというと三成が主役です。

正義感溢れ、真っ直ぐで正しいことを貫こうとする「いい人」として描かれています。

三成の家臣であり、軍師でもあり、相談役、指導者として厳しくもあり、

時には親のように見守る島 左近の視点を通して、三成の欠点も語ります。

「正しすぎる」

「まっすぐすぎる」

「頭で考えすぎる」

「計算とおりに進めようとする」

そんな欠点を語りながらも、憎めずに見守る島 左近の視線が、

画面の向こうで見ている私たちも同じ気持ちにさせます。

 

時代劇をよく見ていたので、中学生の頃から、

竹脇無我はいい俳優だ!と思っていました。

落ち着いた知的な雰囲気が素敵です。

その竹脇無我 が細川忠興役でした。

ものすごくぴったりです。

細川家室町時代の官領細川家の傍流である名家ですね。

元をたどると、なんと源氏の血筋です。

こういった話は歴史好きにはたまりません。

ワクワクしてきます。

 

話を戻しまして、忠興の妻 たま(細川ガラシャ)は明智光秀の娘です。

妻を愛するあまりの嫉妬心や歪んだ独占欲を、気品あり知性溢れる竹脇無我

が艶っぽく演じています。

たま役の栗原小巻も美しい!

清楚で清潔感と気品があります。

昔の女優は品があり、顔立ちも整っていて、見ているだけでうっとりします。

 

男の友情といえば、大谷吉継石田三成です。

大谷吉継は負けると分かっていても、三成に味方します。

初めは三成を諌め、断りますが、最終的に共に戦うことを誓います。

「わしもお主も目が見えぬ。

見えぬ者同士のよしみじゃ。

この命くれてやる。受け取れ」

このセリフでジーンときました。

カッコいい~~~~!

 

関が原の合戦終盤で、もはやこれまでと自害する時に

「三成、地獄で会おうぞ」

その一言を残して果てました。

 

歴史はドラマであり、記録であり、物語であり、そして現在を知ることのできる種子なのだと思います。

 

未来への空想も楽しいものですが、過去への思巡もまた胸躍らせるものです。

 

(司馬遼太郎は偉大ですね!)