なんでも楽しくチャレンジ:arles1988’s blog

いくつになっても、色々なことに興味が尽きません。あれこれチャレンジする日々です。

落語2回目「初めての三遊亭円楽」

落語を聴きに行きました。

2回目は、なんといってもやはり三遊亭円楽を聴きたかったので、

早々に予約をしていました。

「三遊亭圓楽と手花形芸人の会」5/26(土) @よみうりホール

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色々盛りだくさんメニューの後に、満を持しての登場となり、

盛り上がる盛り上がる!

風格といいい貫禄といい、積み重なった経験と年月にかなうものはありませんね。

熟成されたものには、何ものもかなわない魅力があります。

 

ただ、ワタクシ個人としては、連日の睡眠不足のおかげで、

円楽の登場前に若干の睡魔に襲われてしまいました。

「このまま睡魔に負けてしまうのでは・・・」

そんな不安とも戦いながらの視聴でした。

そして、相変わらずの微かな咳と少量の鼻水で、集中力低下。

うぅ・・つ、つらい・・・

 

しかしながら、前座で既に笑い、

次の講談では、笑いっぱなしでお腹が痛くなり、

椅子からずり落ちる始末でした。

前座といっても結構落ち着いた雰囲気で、

言うなれば「ベテラン前座」といった方でした。

間の取り方がとても上手で、それだけで笑いをとるという絶妙技が

素晴らしかったです。

 

こちらが当日の演目です。↓

落語は事前に決めずに、当日決まるので、このように貼り出されたものを

帰りに見ることになります。

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講談を聞いたのも、もちろん初めてでしたが、

まだお若い方で、妙な気だるい雰囲気を出しながらも、

強弱のメリハリの出し方がエネルギッシュで、熱いものを感じました。

非常に盛り上がったところで、思い切りズルッとズッコケさせる展開が

会場を大いに沸かせました。

いやぁ、おもしろかった!

爽快な笑いの連続でした。

講談は、なり手があまりいないそうですが、この方に惹きつけられる人が

徐々に増えるような気がします。

www.matsunojo.com

白っぽいお着物がよくお似合いで素敵でした。

 

一緒に行った友人は、漫才コンビの「カミナリ」のファンだそうで、

登場した瞬間に

「やだー!すごいうれしいー!」

なんて、かなり大きい声を出して興奮していましたね。

 

待ちに待った円楽が登場した瞬間、会場全体の空気が変わりました。

これがスター性、カリスマ性というアレですね。

出てくるだけで場の雰囲気を変えてしまい、

いるだけで空気が変わってしまいます。

なんといっても、後光というかオーラというか、とにかくまぶしいこと!

光沢のある白い着物がよく映えていて、溢れ出る品格は真似して出せるものではありません。

そして、声がね、本当に耳に心地いいのです。

聴きざわりがいいというのでしょうか。

うーん・・・・

予想以上に円楽のファンになってしまいました。

 

演目の「行ったり来たり」は、桂枝雀創作落語だそうです。

「いたりきたり」とも言われています。

中盤までは実態がよく分からない生き物についての話で、不思議な感じがします。

聴いているうちに、徐々に「ものごとっていうのはね・・・・」と

哲学といったら大げさですが、ことわざ的な、本質を突くような

お話になります。

 

落語は笑いがベースにあるので、説教くさくなくていいですね。

いやみったらしくない。

偉そうではなく、かといって下品でえげつないところもなく、

上質な笑いなので、とてもいいリフレッシュになります。

 

早速、またチケットを購入してしまいました。

次は6月末と8月です。

 

 

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