ダンサーとして活躍した後、60年代に振付家となりました。
知ったのは亡くなった後でした。
映画館の予告編で紹介された時に、見たくてたまらなくなりました。
「踊り続けなさい、自分を見失わないように」
このフレーズが心に響きました。
「踊り続ける」つまり「生ききる」ということではないでしょうか。
映像も衝撃的です。
監督は誰?と思ったら、なんとヴィム・ヴェンダースでした。
ヴィム・ベンダースといえば、学生の頃に見た「パリ・テキサス」「ベルリン・天使の歌」ですね。
動と静
対比的な映像が斬新で、揺さぶられます。
踊るだけではなく演劇的で、体で全てを存分に表現しようとしています。
伝えよう伝えようと思うと、饒舌になります。
言葉数が増えるけれど、感情を表現できているのか、
話せば話すほど、伝わらない不安を感じることがあります。
「言葉はいらない」
踊り続ける、だから言葉は必要ない。
研ぎ澄まされた肉体と、言葉では表現しきれない奥底の感情を剥き出しにする動き。
フレーズどおりに五感が刺激されます。
うーん・・・買いたいDVDがまた増えました。